人は皆、何をどうするかさえ知れば、
体は勝手に動くもの。
包丁は、持ち方と、
刃の使い方のコツさえ、教えてもらえれば、
誰でも、名人になれる。
だが、包丁の使い方のフォームを習っても、
上達はしないし、誰もそんなこともしない。
金槌とて然り、
貴方は、釘頭に対する、金槌の面の使い方を習った。
力の入れ具合のコツを習った。
金槌のフォームなど習ってはいないし、
そんなこと考えたこともない。
ところが、ゴルフに限っては、
いきなりフォームを習ってしまった…?
そんなことを、疑いもせず始めてしまった。
おかげで、コツがあることなぞ、気が付きもしなかった。
悲劇はここから始まった。
今日も、フォームがあーだ、こーだと発明しては、
腰だ、肩だ、脇だ、プレーンだと、互いに教え合い、
ミスショットを繰り返している。
これは、誰でもなく貴方のことかもしれない。
だが、あきらめるは、未だ早い。
人は皆、何をどうするかさえ知れば、
体は勝手に動く。
フォームなど考えなくても
すばらしいフォームで振り始め、
今までと違うスコアで上がってくる。
人は皆、何をどうするかさえ知れば、
体は勝手に動くもの。
名手だけが、特別な筋肉を余分にもっている訳も無く、
名手と同じ打ち方が出来るようになる。
名手と同じ打ち方だから、
フォームが良くなり、
スコアが良くなるのは当たり前。
あんまり能書きばかりでもなんだから、
ここらで、
名手の見分け方をひとつ。
見分け方など、「秘伝」を知れば簡単なこと。
●見分け方その1
正面から見て、
インパクト直後の右手首の角度が
右腕内側のラインに対して、
への字になっているのが名手の条件
本当は、欧米の名手も載せたいのだが…
あとはいろいろ雑誌を探して、ご自分で、
名手とそうでない人を見分けてごらん。
結構、成績と相関しているのが分かるはず。
さて、名手の見分け方、数ある内の1つを教えたが、
注意しなければいけないのは、だからといって、
このフォームを真似ても上手くは行かないということ。
理由は、上記に書いた通り。
またしても、フォームのドつぼに、はまるだけ。
名手は、コツを実行したから、
こう言う形になったのであって
こう言う形にするために、振っている訳ではない。
分かるかな?
今回はここまで。
(続く) |